前回の小学校受験の母親の小論文に引き続き、お義父さんの小論文も今後の参考に
記載しておきたいと思います。
「大きな夢と強い心」
「大きな夢と強い心」―これは、私自身のモットーである。素晴らしい人生を送るために
どんな時にも「大きな夢」を持つこと。その夢に向かって一歩一歩地道な努力を積み重ねること。
そして、どんな困難な局面に遭遇しようとも、真正面から取り組み、最後まで絶対に諦めない
「強い心」を持つことーこの言葉を是非とも子供に伝えていきたいと考えている。
息子にとっては幼年期である今が見るもの聞くもの全てについて一番興味を抱く時期のようである。
自然の事象から社会で働く人々、歴史的な事柄について、瞳を輝かせて、どんどん疑問をぶつけてくる。
「大きな夢」を持たせるには、まず、創造的な子供に育てることが必要だと考える。
そのために、〇×式の答えで簡単に片づけるような訓練をさせるのではなく、彼の心の中に
次から次へと溢れ出る興味と知識欲をできるだけ後押ししてやることを心がけている。
「月はどうして三日月になったり満月になったりするの?」「昭和の前は何?」
「お祖父さんのお父さんの名前は?」「億より大きな数字は?」等といった具合に、
息子からは質問が次々に飛び出してくる。例えば、月についての質問に対しては、
電球とボールを使って、真っ暗な部屋の中で実験をしてみせたり、低学年向けの科学図鑑や
プラネタリウムを活用したりして、本人が自分で考え、納得できるような材料を提供を工夫している。
真実を求める真剣な眼差しに一つ一つ丁寧に答え、共に考えていくとこそ、真・善・美など
次なる高次への欲求へと向かう重要なプロセスであり、それがさらに「大きな夢」につながって
いくのだと思っている。
息子はなかなか一本気でチャレンジ精神旺盛な子供である。一旦自分の決めたことは最後までやり通す
ことが多い。水泳、縄跳び、鉄棒、運動会の練習、読書、金魚の飼育など、何に対してもそうである。
結構「強い心」を持ち併せている。親としても、身近なことから目標設定できるように協力している。
息子が最近一生懸命挑戦している自転車乗りでは、私は、その日の目標を相談して決めた後は
専ら伴走役に徹している。子供は本来、手を貸してもらうことを望まないから、傍から励ましたり
褒めたりはいしても、とにかく自分でやらせるようにしている。
また、時には、家族で高尾山などハイキングに行き、自分の足で頂上へ到達した時の達成感を
味わわせるようにしている。そして、こういう時には皆で山頂で食べる弁当の味が格別であることも
体験させるように努めている。
「大きな夢と強い心」―今までこのモットーをそのまま実現できるような子供にと、息子を育ててきた
つもりである。来年からの小学生時代も、更に健康で、逞しく、スケールの大きな子供に育ってくれる
ことを心から願っている。
本日のアイキャッチ画像:sarahbernier3140によるPixabayからの画像
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